レゴを仕事にしたい人必見!LEGOワークガイド:関連企業編

レゴブロックを使った仕事をする方法は?

何やら大げさなタイトルをつけてしまいましたが、今回のレゴブログ「アレゴレNEXT」は、レゴブロック関連の仕事をする方法の話です。
以前であれば、レゴブロック関連の仕事といえば、とても限られていました。
しかし、最近ではさまざまな仕事をするチャンスが増えている気がします。
そこで、私が仕事にしているものを含め、知りうる限りの仕事をリストアップしてみました。
まずは関連企業編を紹介します。せっかく、レゴブロックの仕事をするのであれば、できればロゴの入った名刺とか持ち歩きたいところです。
名前を使えないばかりに「ブロック玩具」という名称を使っている本なんかもありますしね!……って、それ俺の本かよ(笑)
「一生レゴで食っていきたい人」「趣味と実益を兼ね備えたい人」は、ぜひご一読ください。

レゴ(デンマーク)本社

いきなり、最大難関の紹介です。
まれに「将来レゴ社で働きたい!」「どうすればなれるのか?」という質問を受けるようになりました。
この質問をされても、自分が働いているわけではないので、何とも言えないのですが、少なくても「英語」ができることは必須です。
また、レゴ社で働きたいからといって、決して「工場の掃除係」で良いわけではないでしょう。
恐らくは「自分で考えた、カッコイイモデルを商品として売りたい!」というのが、正確な表現なんだと思います。
そうなると、デザインセンスなどはもちろんのこと、商品開発だとかマーケティングだとか、さまざまなスキルが必要になってくるとは思います。
そして「自分の好きなモデル」ではなく「商品として売れるモデル」を考えるわけですから、自分を曲げなければいけないこともあるでしょう。
以前、ニンジャゴーのコンセプトデザインをされていた方に、考えた初期コンセプトと完成品の違いを見て驚かれたことを聞きました。
また、どれほど素晴らしいモデルをつくったところで、商品として売る段階では「妥協」や「効率」なども入ります。
そうなれば、自分の考えたモデルが、ショボいモデルになってリリースされることもあるでしょう。
ですから、まず気付いて貰いたいのは、決して「レゴブロックで遊んでお金が貰える」とか「自分の思い通りになる」なんて幻想は持たないほうがいいと思います。
しかし「子供も大人も楽しめるモデルを開発して世界中に届けたい!」なんて目標があるなら、ぜひがんばってチャレンジしてほしいです!
そして、就職した際には、ぜひ僕に新製品のサンプルを!……あ、ついホンネが。

レゴジャパン

本社に比べれば、格段に入社チャンスがあるのがレゴジャパンです。
なぜかというと、時折求人広告が出るからです。
ただ、大半はマーケティング関連の部署なので、創作活動を活かした職種というわけではありません。
以前は、直江和由さんが担当されていた職種もありましたが、現在はありません。
しかし、マーケティングともなれば、一般人の知らない新商品の情報もいち早く知る機会があるでしょうし、ファンとしては魅力的な企業ではないでしょうか。
必要スキルは、何といってもビジネスレベルの英語です。
仕事としては国内販売を仕切ることですが、本社とのやりとりも多く、絶対的に必要なのです。
また、残念ながら新卒採用はしていないようなので、マーケティング業務の経験も必要になります。
なお、倉庫やカスタマーサービスの部署なら英語は必要ないと思いますが、募集そのものを見たことがないので、それはそれで難易度が高そうです。

レゴランド(およびディスカバリー・センター)

レゴランドパレスシネマ

さて、ある意味でド本命なのが、レゴランドやレゴランドディスカバリーで働くことです。
特に、マスタービルダーになれれば、恐らくみんなが夢見るような「レゴブロックで作品をつくって仕事をする」というイメージに近い仕事ができるでしょう。
もちろん、作りたいものばかりを作れるわけではないでしょう。
しかし、肩書きから「ビルダー」ですから、国内ではこれ以上にないんじゃないか?ってくらいのベストな仕事です。
とはいえ、簡単に慣れる仕事ではなく、次回はいつ行われるかわからない「マスタービルダーコンテスト」で優勝する必要もあります。
ですから、そのチャンスに備えて日夜ビルテクを学びましょう!……と言いたいところですが、正直なところあまりビルテクはいらない感じです。
むしろ、どうしようもないパーツで、子供にアピールできそうな作品をつくれる技術がものをいいます。
ですから、基本ブロックのセットから、何か独創的な作品を「すぐに」作れる練習をしておくとよいかもしれません。
なので、僕のように「自分のつくりたいオリジナルモデルに必要なパーツを探して組む」なんてタイプはアウトです(苦笑)。
また、マスタービルダーでなくていいのなら、施設でのアルバイト募集などもあるでしょうから、働くチャンスはあると思います。
たとえば、ワークショップなども担当できるかも知れませんし、結構楽しいかもしれません。
とはいえ、あくまでアミューズメント施設です。
「接客が嫌い!」なんて人は向かないので、ご注意ください。

レゴ エデュケーション(教室)

正直、「レゴの仕事がしたい」人に一番オススメできないのが、レゴ エデュケーションです。
もちろん、仕事自体を否定するものではありませんが、大半の方が考えている「レゴの仕事」とは異なると思われます。
理由は、レゴ エデュケーションは生徒に教えるのが仕事……のように思えますが、どうやら「教えてはいけない」ようなのです。
よくわからないのですが、あくまで「生徒の自主性にまかせる」ということらしく、ビルダー系のレゴファンが働いた場合、手助けできないことで悶々とすることもあるそうです。
ですから、合うか合わないかは人それぞれでしょう。
ちなみに、僕はそんな状況を改善したいと思い、あるレゴスクールの求人に応募して「こうしたら、もっと生徒のためになる!」と語ったのですが、「作れる人はたくさんいるので必要ありません」と断られました(笑)
つまり、作れる人もいるし、教えることもできるけど、「しない」ということなのでしょう。
とはいえ、それは教育方針ですから、僕が何かを言うべきではありません。
むしろ、年齢層を考えれば「英語に親しむ」ことを目的にしている学校に、「こうすればTOEICで高得点を取れる!」と言ったようなものなのかもしれませんね。

ロボット教室(マインドストームなど)

こちらは、レゴ エデュケーションと違って、ガンガン教えて大丈夫な仕事だと思われます。
システムではなくテクニックメインですし、プログラミングの知識なども必要です。
したがって、テクニック系の人であれば全然違和感はないと思いますが、システム系の方が思う「レゴの仕事がしたい」とは異なるでしょう。
特に、プログラミング系の知識はもちろん、ロジックの考え方なども求められますので、ご留意ください。

クリックブリック(レゴストア)

一番、募集を見かけるのがクリックブリックやレゴストアです。
全国各地に店舗がありますし募集も多いので、一番難易度が低いかもしれません。
創作活動をする就職とは言えないかもしれませんが、持ち前のパーツの知識などでお客様にアドバイスしていれば、カリスマ店員になることも夢ではないようなダメなような。
ですが、以前店員さんたち向けにデンマーク研修ツアーみたいなものも企画されていましたので、そこそこ楽しめそうな気もします。
店舗によっては、オリジナルモデルコンテストも開かれたりしますし、結構楽しそうです。
ただ、年齢的には「若い」店員が多いので、入社を狙うなら若いうちかも知れません。
しかし、土日や正月など、休みたいときに働くことになるのがネックになるので、自由な時間のほしい若い人に向かないという側面もあります。
募集の大半はアルバイトですから、まずは門を叩いてもいいかもしれませんね。

終わりに

いかがでしたか?
「結局、何にも解決できねーじゃねーか!」なんて人もいたかと思います。
レゴ社関連企業で働くというのは、ハードルが高かったり、思っていた仕事と違ったものなんですね。
そこで次回は、みなさんが思う「レゴで仕事をする!」を実現可能な、「誰でもレゴを仕事にできる?LEGOワークガイド:フリーランス編」を紹介します。

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