レゴ再現モデル:「風見鶏の館」デフォルメ版

風見鶏の館

レゴ再現モデル:「風見鶏の館」の紹介

本日レゴブログ「アレゴレNEXT」で紹介するのは、
2015年のJBFでサクラグが展示した「神戸の街」用に制作したモデルです。
作ったのは「風見鶏の館」で、神戸、北野・山本地区に現存する異人館のひとつ。
レンガの外壁が色鮮やかで、石積みの玄関なども素敵です。
そして、尖塔の上に立つ風見鶏が、本建築物の象徴として欠かせない存在でしょう。

この建物を選んだ理由は、その美しさからですが、
作る段階で、ひとつの問題が発生しました。
本作品は合作としてつくるため、サイズなどの規定があります。
具体的にはレゴの建築物ではスタンダードなモジュールタウン仕様であること、
そして割り当てられた区画が32×32ベースプレート1枚ぶんであることです。

で、何が問題かというと、この風見鶏の館は横に長いのです。
そのため、正方形におさめるためには、思い切ってデフォルメする必要がありました。
ですので、現物の写真と見比べていただけろとわかりやすいのですが、
窓の数とか、かなり違います。

プランニングとしては、同じ形の窓などは思い切って省略し、
必要なものが必要な数だけ入っている設計にしました。
ですので、風見鶏の館のアイコン的な部分は再現してあるつもりです。
それでは、詳細は写真を見ながら解説しましょう。

外観表側

風見鶏の館前面

外観の表側です。
玄関があるわけではありませんが、
通りに面していますので表側のイメージはこちらでしょう。
何が苦労したかというと、
表側がレンガっぽいところと、木製のところと分かれていることです。
また、窓も複雑な形をしているので、どう表現するか迷いました。
最終的には、木製の部分とレンガっぽい部分は、完全に独立しています。
そのため、モデルとしてはかなり壊れ安いところはあります。
窓は、窓枠つきのパーツや、タイルなどを利用して表現しました。

外観裏側

外観裏側

外観の裏側です。
こちらは、実際に見ることができないエリアですので、
インターネットなどで画像を入手しつつ再現しました。
出窓のあたりが苦労しましたが、表側に比べると全然余裕でした。
ちなみに、レンガ部分は、タン、新茶、エンジの3色を、
2×1プレートと1×1プレートでランダムに組んでいます。

尖塔

尖塔
尖塔中

印象的な尖塔は、一番力をいれた部分です。
特に風見鶏部分は、何度も作り直しました。
個人的には、インディージョーンズのムチを尾にしたところが気に入っています。
中の仕組みは、写真の通りです。
いい角度になるように、こまかく調整しています。

内観:地下

地下

続いて中を見ていきましょう。
地下室部分の中をみると、ほとんど「ドラクエ」の世界です。
なんで、こんな設定にしたかというと、上に行くほどわかります。

内観:1階

1階

1階は、食堂をイメージしています。
よく、見えないと思いますが、棚なども作ってあるんですよ。
変な旗みたいのも飾ってありますねぇー。

内観:2階

2階

そして、すべての回答が、この2階に。
ちょっとピントが甘くて申しわけないですが、2階だけはしっかりと作り込んであります。
よく見ると、壁に鳥の頭のようなマスクと剣があるのが見えるでしょうか?
このマスクと剣は、この館の主のもので、東映特撮ヒーローのような活動をしているという裏設定です!
もちろん、主人公の名は「風見史朗」。
ある主人公と同じ名前なのですが、タイプミスではなく、わざと変えています。
ただたんに「風見」を使いたかったからです(笑)
この設定は、たぶん誰にも話したことないので、
なんでこんな内装なのかサクラグの人もわからなかったと思います。

ということで、モジュールタウン仕様の「風見鶏の館」いかがだったでしょうか?
美しい建物を再現するのは楽しいので、ぜひ組み方を参考にしつつチャレンジしてくださいね。

【スポンサードリンク】