「ボトルシップ Ship in a Bottle(21313)」レビュー
今回、レゴブログ「アレゴレNEXT」で紹介するのは、レゴアイデアシリーズの新作「ボトルシップ 21313)」です。
ボトルシップは、帆船など船の模型を、モデルのサイズより小さな口の瓶(ボトル)の中で組み立てたアイテムです。本物は、かなりつくるのに根気が必要ですが、レゴモデルの場合はあとからボトル部分を組み立てるので、手先が器用でなくても楽勝でつくれます!!
それでは、「ボトルシップ(21313)」をレビューを開始しましょう!
「ボトルシップ (21313)」の全体イメージは?
まずは全体イメージです。
レゴアイデアは、通常の商品と違い子供向けの癖があるパッケージとは違い、大人の雰囲気が漂うセンスのいいパッケージなのが好きです。
郵送の箱を開けてパッケージが目に飛び込むと「おっ!」という気になります。
パッケージを開けて、まずは全体のボリュームを確認します。
4つの大袋、2つの小袋に加え、ボトル本体となる大型の透明パネルが入っています。
細かいパーツ構成はブリックリンクで確認してください。
インストラクション(組み立て説明書)もわかり安く、
どの袋でどのパートを制作できるかが一目瞭然です。
これは、モデルとしての適正もあるのでしょうが、「今日はここまで」とか途中で休息したいときのタイミングも取りやすそうです。
まあ、僕は1日で組んでしまいましたけど……。
「ボトルシップ (21313)」の制作パート1
それでは、早速制作を開始しましょう。
まずは帆船部分です。
袋1のパーツ構成は?
袋1のパーツ構成は画像の通りです。
帆船部分の制作とあって、茶系のパーツが多いです。
今回は、特に「キャラメル」とも呼ばれる 「Dark Orange」のパーツ もたくさん入っています。
茶色に比べて少し軽い色ですが、結構好きな色で「焼けたパン」の色に使うことがあります。
気になるパーツとしては、「Wedge, Plate 2 x 2 Cut Corner(26601)」と「Plate, Modified 1 x 2 Rounded with 2 Open Stud(35480)」です。
また、金の1×1クリップと1×1バー付きプレートがセットで入っています。
茶色もたくさん入っていますし、スチームパンク系のロボとかやりたい人によさそうなパーツ構成ですね!
袋1の制作
続いて制作に移ります。
中心に「Brick, Modified 1 x 1 with Studs on 2 Sides, Opposite(47905)」を配置し、挟み混むようにパーツとデコレートしていく組み方です。
なんとなくですが、レゴ社もスタッドをみせない方向に舵を切っているのかと思わせますね。
組進めていくと、いよいよ帆船部分の完成です。
帆船だけでもかなりデキがいいので、思わず青布をバックに撮影してしまいました!
「ボトルシップ (21313)」の制作パート2
続いては、ボトル部分の制作です。
一度、帆船は横に置いて制作を進めましょう。
袋2のパーツ構成は?
袋2のパーツ構成は画像の通りです。
透明パネルもここで使います。
ボトル部分の制作とあって、全体的に透明パーツがほとんどなので、ちょっと苦戦するかもしれません。
この中には、「Brick, Modified 1 x 1 with Headlight(4070)」が、なんと48個も入っています。
たくさん集めたい人には、パーツ取りとして最適かもしれません。
袋2の制作
続いてボトル部分の制作に移ります。
とにかく透明ばかりだと「こうも組みにくいのか?」と思いますが、画像のようにインストラクションに1/1サイズのモデルを載せるなど、いろいろ気を遣ってはくれています。
しかし、実際に帆船を置いてみると、画像のようにパーツが干渉してしまう位置に!
もはや設計ミスか?
……と焦るかもしれませんが、ご安心ください。
画像のようにサイズの異なるパネルを用いることで、干渉部分をクリアしているのです。
パネルはブロックの一部が空洞になったようなものですから、このような場合に重宝することを覚えておきましょう。
袋2が完成すると、以下の画像のような感じです。
あとは袋3の1×1丸プレートを流し込み、海の演出をしておきましょう。
「ボトルシップ (21313)」の制作パート3
続いてボトル部分の上部と、台座を組みます。
こちらは袋4が二つ必要です。
袋4のパーツ構成は?
袋4のパーツ構成は画像の通りです。
こちらも、茶色が多い印象ですね。
また、ボトルネック部分の制作もあるので、残りの透明パネルもここで使います。
気になるパーツとしては、「Plate, Modified 4 x 4 with Curved Cutout(35044)」です。
逆カーブスロープともいうべきこのプーレートは、これから制作の幅を拡げてくれるかもしれません。
あとは、カーブタイルやコンパスがプリントされたパーツもいいですね。
もうひとつの袋を開けてみましょう。
こちらは、茶色パーツのオンパレードです。
逆ブランケットともいえる「Bracket 1 x 2 – 2 x 2 Inverted(99207)」が24個も入っています。
個人的な注目パーツは「Tile, Modified 2 x 2 with Studs on Edge(33909)」です。
半分プレートで半分タイルなこのパーツは、大型モデルであれば一体型である必要はありませんが、
特殊な組み方をする小型モデルでは威力を発揮しますよ。
仕上げの制作
それでは、最後の制作に入っていきましょう!
ボトルネック部分は、車のホイールなどを使いつつ、茶と金で重厚感のあるデザインになっています。
袋3をあけていれた水も良い感じになっているのがわかりますでしょうか?
コンパスをセットする場所ですが、タイルパーツを使ってスタッドをなくし、それを表面同士で組みあわせることで、上下逆にしています。
接続こそされませんが、可動しなくていいのなら、そういう組み方もありかもしれませんね。
そして台座が完成!
なかなかハイリッチなムードを醸していますね。
このボトルシップに限らず、自分のオリジナルモデルの台座の参考にもできるデザインだと思います。
「ボトルシップ (21313)」の完成
そして完成品がコレ。
このまま飾ってもインテリアとして十分魅力的なモデルではないでしょうか?
値段もレゴストアなら12000円くらいで買えそうですし、ぜひ手にとってみてください。
なお、僕の場合は完成後に飾ることなく「スタッフで美味しくいただきました!」ってパターンかも(笑)