パーツ収納はパーツへのアクセスを最優先に!
本日のレゴブログ「アレゴレNEXT」は、
前回ポストした「レゴブロック入門:効率的なパーツの仕分け方法教えます」につづき、
「仕分けしたパーツの収納方法」を紹介します。
仕分けと収納のふたつがキチンとできれば、
円滑なオリジナルビルドの作業環境を構築できますので、
レゴブロックでオリジナルモデルを組みたい人には、必読の内容かと思います。
私の収納例を紹介した今回の記事を参考にしていただき、
自分のパーツ数や、組むオリジナルモデルのジャンルに最適な方法を見つけてください。
それでは、「さいとう流パーツ収納術」大公開です!
「引き出し系」収納ケースによく使うパーツを配置
私の場合、よく使うパーツは「引き出し系」収納ケースに入れて、
作業机の前面に配置しています。
ほしいパーツへのアクセススピードは、制作スピードに直結するからです。
画層はクリップ系ですが、1色にまとめるのではなく、
「灰系」とか「カラフル系」とか「白黒」とかで入っています。
できるだけ色系統は合わせていますが、
場合によっては入手しやすい色=持ち数の多いパーツで仕分けることもあります。
どれくらいのケース数を使うかは、手持ちのパーツ数で決めますが、
あまり多くても意味がないのである程度の量を超えたら、
ジプロックなどに入れて予備パーツとして保管しています。
また、基本プレートやスロープなどは、写真のように色別にアクセスしやすく配置しています。
写真の横列は、2×4、2×3、2×2、4×1、3×1、2×1、2×1スロープ、2×1逆スロープ、2×2スロープ、2×2逆スロープの順に並んでいます。
写真の縦列は、わかりにくいですが、上から新濃灰、新灰、タン(ダークタン含む)、新茶、白、黒、赤、青、黄、緑、オレンジ、緑系(ダークグリーンや黄緑など)、青系(ダークブルーやスカイブルーなど)、赤系(ダークレッドなど)に分かれています。
色によっては、手持ちパーツが少ない色もありますが、そのままケースを使っています。
これはどのケースにどの色のどのサイズがあるかを、一目で判断できることを優先しました。
また、あまり入っていないケースもわかるので、在庫を補充するときに楽です。
ちなみに、2×4以上のプレートは別に管理しています。
1×1がないのは、あまりに細かいのでケースを埋められないからです。
逆に、それより大きいプレートは、一括してまとめています(後述)
上記のように、細かいパーツは小さい引き出しで管理できますが、
そうでないパーツは大きい「引き出し」系収納ケースで管理しています。
その場合は、写真のよに「L字プレート」とか「2×2丸ブロック」とか、
かなりおおざっぱにして、色分けはしていません。
この大きな「引き出し」系収納ケースも、縦列になんとなく系統を合わせていて、
私の場合右一列が「プレート系(ウエッジや台形、レール付きなど)」、
次の一列が「丸系(2×2丸ブロック、2×2丸レーダー、2×2丸プレート、2×2ドーム、2×2コーンなど)
さらに次の一列が「カーブ系(2×1カーブスロープ、3×1カーブスロープ、4×1カーブスロープ、6×1カーブスロープ、など)
ほかにも、「2×1系」「アーチ系」などがあります。
このように、小さい「引き出し」と大きな「引き出し」をうまく組み合わせれば、
よく使うメインのパーツにすぐにアクセスできるはずです。
細かくて色バリエーションの多いパーツは「仕切りつき」収納ケースに
よく使うパーツでも、場合によっては「仕切り付き」ケースに入れています。
理由は簡単で、引き出しケースにドバッと入れてしまうと、
細かすぎて個数の判断がつかないからです。
たとえば、写真は「1×1丸タイル」を仕分けているものです。
量の少ないものは、混在して入れている部分もありますが、基本は1色1エリアです。
ほかにも、プリントパーツなどは仕分けが細かいので、
このような小さい仕切り付きのケースに入れています。
量が増えてきた場合は、写真のように少し大きめの「仕切り付き」ケースに入れています。
この場合、仕切りの位置を変更できるやつがオススメです。
写真は「1×1スロープ(通称:ポチスロ)を仕分けている例です。
同様に、1×1プレート、1×1タイル、2×1タイル、4×1タイルなども、
仕切りつきケースに色別にエリアをわけて入れています。
タイル系は、仕上げに使うことが多いので、
最後にまとめて使えればいいという観点からケース入りにしています。
なお、1×1プレートやポチスロは、よく使うパーツなのでアクセスの悪さに困ります。
そのようなパーツは、先ほどの小さい仕切り付きケースによく使う色を入れておき、
近くに置いてすぐに使えるようにしてあったりします。
同系統のサイズ違いやジャンル別のアクセサリーも「仕切りつき」収納ケースに
大きめの仕切り付きケースは、
同じパーツだけでなく、同系統のサイズ違いを入れるのにも便利です。
画像は、テクニック系のパーツを入れたものです。
このようにしておけば、「ほしいパーツとなったとき」一瞬で探すことができます。
ちなみに、私はテクニック系のパーツを使わないのでケースに入れていますが、
テクニック系のビルダーは、私と逆にテクニックパーツを引き出しに入れるパターンでしょうね。
ほかにも、ジャンル別に仕分けケースを使うこともあります。
画像は、ミニフィグのパーツで「刀」系を入れているボックスです。
ほかにも、「盾」「槍」「兜」「鎧」「日用品」「花」「動物」など、
ミニフィグのパーツはジャンルごとにわけているものが多いです。
「仕切りつき」収納ケースに「色」でまとめてパーツへのアクセスをアップ!
画像のように「仕切り付き」ケースに金色のパーツだけを入れてあるパターンもあります。
これは、「スチームパンク系」の作品を制作するときの専用ケースで、
金色のパーツだけを集めることで、パーツへのアクセススピードをアップしています。
ただし、これは特例です。
金のパーツは数が少ない上に、通常のビルドではあまり使いません。
だから、まとめてあっても、あまり困ることはないのです。
しかし、「スチームパンク系」の作品で必要な「茶系」の専用ケースを作ってしまうと、
通常の作品をつくるときにも、毎回「茶色」の専用ケースを開くことになります。
これでは、アクセスがよいとはいえません。
ですので、ご自身のビルドと照らし合わせて、うまく応用してください。
ブロックパーツは色や形状ごとに「ツールボックス系」収納ケースに
これまでの話を聞いて「ブロックの整理はどうしてるんだ!」と思った人もいると思います。
自分のビルドでは、あまりブロックを使うことは「なかったので」、
ブロックは「ツールボックス系」収納ケースに入れています。
入れ方は画像のとおりで、1×1、2×1、3×1、4×1,2×2、4×2のブロックを入れています。
パーツによっては3×2ブロックが入るものもあります。
ただ、上記したように、私はあまりブロックは使わないビルドが多いので、
このケースは作業部屋(レゴ部屋)には置いていません。
そこで、作業部屋用に小さい仕切りつきケースに少しだけ入れておき、
無くなったらツールボックスから補充という形をとっています。
体積をとるパーツは色や形状ごとに「BOX系」収納ケースに
体積をとるパーツは、色や形状ごとに「BOX系」収納ケースに入れています。
たとえば、4×1以上のブロックは「×1系ロングブロック」として、
画像のようなBOXに仕分けています。
同様に「×1系ロングプレート」や「×2系ロングプレート」などもあります。
画像は、小さめのBOXですが、必要になったらそれなりに大きいBOXにも入れています。
上記に分類できない大型プレートなどは、大きいBOXが必要でした。
これらは、通常のビルドで使わないので別部屋に保管しておき、
必要なときに作業部屋に持ってきます。
ジャンルごとに「BOX系」収納ケースに
そのほか、ジャンル別に「BOX系」収納ケースに入れて保管しています。
画像は、大きいBOXですが、小さいBOXにも入れています。
たとえば、小さいBOXには、「扉枠」「窓枠(大)」「窓枠(小)」「フェンス」などの建築系パーツを、種類ごとにわけてみたりしています。
また、「キャノピー系」とか「車系」とかいろいろ分けています。
大きいBOXには、画像のような感じで「鉄道のレール」「城の外壁」「道路」「飛行機のボディ」など、ジャンル別にわけています。
画像はは「動物系パーツ」ですが、ご覧のように、大きめの衣装ケースに適当に突っ込んでいます。
「建築系パーツ」とか「キャノピー」とかは作業部屋にありますが、
大半は別部屋に保管されています。
不透明なBOXも有効活用できる
お見せした画像の大半は、透明なケースでしたが、
必ずしも透明なBOXでなくてもいいと思います。
レゴの収納は、パーツが増えるとともにケースにもお金がかかるようになり、
結構な出費をしてしまいます。
正直なところ、買った収納ケース代で5万以上使っている気がします。
そこで、できるだけ100円均一で買ってきたケースを使いますが
それ以外にもレゴ製品の空きケースを再利用して使っております。
画像は「×1ロングプレート」「×2ロングプレート」などを保管している、レゴのBOXです。
ほかにも、「引き出し」ケースに入り切らなかった、プレートの予備も入れています。
箱が透明でないため、中身がわかりにくいので、画像のようにラベルに中身を書いて保管しています。
ということで、さいとう流のレゴ収納術を公開しましたが、
いかがでしたでしょうか。
予想以上に「全部見せます!」状態になっているので、
私の「ブロック玩具本」で書いてない細かい部分がすべてわかると思います。
レゴブロックの組み方も大事ですが、制作をスムーズに進めるために、
ぜひ部品の整理にも気をつけてくださいね!