レゴブロック入門:元モデラーから見たレゴブロックの魅力5選

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元モデラーがレゴブロックで気に入った5つのポイント

今回は、レゴブロックの魅力をモデラー(プラモデルを作る人)目線で紹介します。

最初に誤解の無いように書きますが、
本記事はプラモデルと比較し否定するための記事ではありません。
「アレゴレNEXT」は、レゴの魅力を紹介するブログです。
そこで、モデラー(と名乗るのもおこがましいですが)から、
ビルダー(レゴをつくるひと)に転向した人間の視点で、
現役モデラーさんにも「レゴブロックってこんなところが魅力だよ!」
って紹介したいと思いました。

レゴはレゴ、プラモデルはプラモデルで別の魅力があるジャンルなのですから、
競う自体がナンセンスで、共存していくべきだと思います。
プラモデルは、大人のホビーとして最高レベルのジャンルだと思っています。
自分自身、いつか再開したいと思って、今でもこっそり買い続けてもいます。
最近で一番大きいのは、ナイチンゲールでしょうか(苦笑)。
なので、もしモデラーさんがこの記事を読んでも、
決してプラモデルを否定しているわけじゃないことをご理解いただければ幸いです。
もし、ネガティブに聞こえることがあったらゴメンナサイです!

1:工具がなくてもすぐに作れる!

レゴブロックの商品は、パーツ単位で小袋に入っているだけなので、
袋から出してすぐに組み立てることができます。
あまり場所選びませんので、気構える必要なくできる即効性が結構いいですね。
大箱はそれなりに時間がかかりますが、
中箱程度なら1〜2時間くらいでしょうか。

ランナーからパーツを切り出したり、
ヤスリがけしたりするは大変だし時間もかかります。
白化しにくいニッパーも持っているんですが、
このあたりの処理を怠ると作品のデキに比例してしまいますので、
ガンプラバトルしたら負けてしまいそうです(現実とアニメを混同中)。

2:塗装の必要がない!

レゴブロックは、はじめから色がついているので、塗装する必要はありません。
したがって、塗装技術がなくても、塗料を買ってこなくても、
作品がつくれちゃうんです。
塗装時間もいらないので、かなりのスピードで作品づくりができます。

もちろん、塗装はプラモデルの醍醐味のです!
エアブラシ吹いて「MAX塗りだぜ!」とかやってた自分としては、
自分が欲しい色が浮き出るあの瞬間がたまらなく好きです。
ですが、吹きミスして再塗装になったりすると泣けてきますし、
部屋がシンナー臭いのは子供いる家庭にはネックになるかなーと思います。

3:遊んでバラバラにしても大丈夫!

レゴブロックは、接着していないのでいつでもバラバラにできます。
ですから、たとえばオリジナルのロボットとかを作って戦わせ、
腕を取ったり、頭を取ったりして半壊状態にしたりして遊べます。
これ、結構楽しいですよ!!
そして、終われば簡単に元通りにできます。
つまり、同様に床に落として壊しても、いつでも再生できるのです。

僕のプラモデル仲間が一番恐れていたのは、作品が壊れることでした。
たしかに、削り込んでエッジを効かせた「ガンダムの角」とか折れると萎えますね。

4:自分のレベルにあった作品にリビルドできる

3で書いたように、いつでもバラして再生できるのがレゴブロックの魅力です。
つまり、逆に言えば、いつまででもつくり続けられるのです。
具体的にいえば、はじめて間もないころバルキリー(VF−1)をつくったとします。
しかし、最初なので使えるパーツも少ないですし、ビルドのテクニックも少ない。
結果として、若干コレジャナイ感のある作品になるかもしれません。
しかし、時が経ちパーツが増え、テクニックの知識も増えれば、
元の作品を改造して、よい作品にリビルドできます。
これは、テクニックにすぐれた人でも同様です。
レゴブロックの新規パーツは増え続けますから、
いままでは表現できなかった形が、
新規パーツの登場で再現可能になることもあります。
そういう、作品の進化もレゴブロックの魅力ではないかと思います。

5:リサイクルできる

つくった作品がいらなくなったら、
バラバラにすればパーツとしてリサイクルできます。
品質がいいのがウリですから、20年経ってもパーツとして現役です。
まあ、白いパーツは黄ばんだりすることもありますが(苦笑)

総論:技術がなくても作れるのが魅力

いろいろ書きましたが、トータルで言えることは
「技術がいらない」ので、「子供から大人まで誰でも楽しめる」
というのがレゴブロックの魅力ではないかと思っています。
もちろん、レゴブロックにも技術みたいなものはあります。
しかし、それは技術=知識で、組み方さえ知っていれば誰でもマネできます。
つまり、同じ部品と組み方さえ知っていれば、
誰でも同じ作品がつくれるってことなんです。

でも、それと同時に、同じ題材の作品をつくっても、
作者によって再現にするのに選んだパーツも組み方も違うのが面白いと思います。

オマケ:プラモにはないレゴブロックの欠点

利点ばっかりあげるとズルイ感じなので、レゴブロックの欠点も書いておきましょう。

1:高い

高いです……死ぬほど高いです。
さっきは、子供から大人まで楽しめると書きましたが、子供はなかなか買えません。
ガンプラのHGなんて、あれで1000円台でいいのか?と思えるハイクオリティー。
レゴブロックで1000円なんて、小さな小さなモデル1つしか買えません(苦笑)

2:再販してくれない

基本的にセットは再販しません。
つまり、どんなに人気があっても、2,3年で絶版になります!
したがって、昔のモデルを買おうとしてもプレ値で買うしかありません。
「カフェコーナー」という人気商品が絶版なんですが、
2万円くらいで売っていたのが、今では15万近いです。

3:作るにはパーツがいる

量でも形でも、パーツを持っていなければできないこともあります。
プラモなら、プラバンから削り出しもできるんですけどね。
その辺りの自由度がプラモデルはダンチです。

そんなわけで、決してレゴブロックもいいことばかりじゃいないんですよね。

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